手作りボードゲームチーム たなごころブログ

手作りボードゲームチーム 「たなごころ」です。

Yamaguchi Mini Maker Faire 2015 に出展しました。

先月山口にて開催されたYamaguchi Mini Maker Faire 2015に出展しました。
前回の2013年以来2年ぶり、今回も会場は山口情報芸術センターです。

Mini Maker FairはDIY(Do It Yourself = 個人による創作)の祭典。
毎回おもしろいもの、おもしろい技術、おもしろい人に会えるイベントです。

たなごころは今回、山陰地方のたたら製鉄をテーマにした「たたらばと森」を出展しました。
(ゲームの制作経緯についてはこちらをご覧下さい。)
たなごころのブースにお立ち寄り頂いた皆さま、ありがとうございました。
2日間でたくさんの方とブースでお話をさせて頂きました。

今回「たたらばと森」が10歳以上を対象としたゲームで、まだ試作段階であり、
ゲームのコンセプトをちゃんとお話して紹介したいということで、
対象年齢10歳以上を明記した上でそれ以下のお子さんが来られた際は
「もう少し大きくなってから一緒に遊ぼうね」とお断りをさせて頂きました。
これは今回初めての試みで、本当に心苦しかったです。
「遊びたい!」と言ってくれた小さなお友達のみなさん、本当にごめんなさい。

一方この対応をさせてもらったことで、大人の方に足を止めて頂き、
多くの方にゲームのコンセプトから話をしてさせて頂き、
様々な方からお話をうかがえたことは大きな収穫でした。

また今回ゲームの所要時間が60分を超えるということで、
なかなか試遊をして頂くのは難しかったのですが、
その中でも時間をとって遊んで下さった方が数名いらっしゃいました。
中には遊んで下さった他の方から話を聞いて試遊に来て下さった方もおられて、
とてもうれしかったです。

最年少は小学4年生の男の子。お父さんと一緒に遊んでくれました。

遊んで下さった皆さま、本当にありがとうございました。
「たたらばと森」は今後もブラッシュアップをしていきたいと思います。

次回こちらでの開催は2年後でしょうか?
またタイミングが合えば出展したいと思います。


●おまけ
今回も会場でたくさんの出会いがありました。
少しだけ紹介したいと思います。

毎回Mini Maker fairは思いも寄らないジャンルの方と
隣り合わせのブースになれるのは楽しみの1つです。

たなごころの右隣のブースは「癒しどころ」さん。
作品名が「めだか」となっているのでこの水槽が作品なのかな、
と思っていた所、お話をうかがうと注目ポイントは「土」!
水槽の上にのせられた土は特殊なポリエステル繊維が混ざっていて
容器に入れてレンジで熱処理するとその形で固まる、
エクセルソイルという固化培土が使われているそうです。
水槽の上に網を置いてその上に丸く固めたエクセルソイルを置けば
土が水に落ちないので、水槽の上で植物を育てられるという作品。
水槽の上の苔玉と水槽の中のめだかに癒されるという
素敵空間が出来上がっていました。

左隣のブースは「Yonpro」さんの「最先端観光地 西土佐」。
出展準備が終わりふと横を見ると、隣に山ができている!
こちらは高知県四万十川中流域の山間部に位置する西土佐村からの出展。
西土佐の夜はとても暗くて、星が光る夜空の方が山よりも明るいのだそうです。
川辺の山々は真っ黒になり、闇の中いよいよ迫ってくるように感じられるのだとか。
そんな西土佐の夜を表現した「迫る山」という作品は、
人が来るのを待つ観光地ではなくて、西土佐の方から出向いて来るという
最先端観光地。
山の中には西土佐の山が夕方から夜になるまでの映像を見ることができます。
作品の中でしばらく体育座りで西土佐の夕暮れを眺めていると
子供の頃、田舎に帰った時に夜の山が暗くて怖かったことを思い出しました。

昨年大垣のMini Maker Fairでお隣だった、
京都の「ひのでやエコライフ研究所」さんも出展されていました。
今回は自転車発電機に加えて、会場の外で太陽光発電機を置かれていて、
パソコンの画面でリアルタイムに発電量が確認できるようになっていたそうです。
ブースに来た人がこいで発電した量と太陽光発電
その時点でどちらがたくさん発電できているか比較もできる。
自転車発電機の展示も毎回進化されています。

2年前のYamaguchi Mini Maker Faireで作品を見て以来ファンになった、
阿蘇カラくり研究所」、通称阿蘇カラさん。
今回もいろんなからくりマシーンを持って来られていました。
写真は「名刺におみくじマシーン」。
阿蘇カラさんの代表の方の名刺をセットして右上のスタートボタンを押すと
名刺が左に動いていき、大吉から大凶のどれかのはんこを押して
戻ってくるというマシーン。
動きと音がおもしろいのですが写真でお伝えできず残念。

他にも山口でオーダーメイドの服を作られている
「ファッションクリエイトCHIZE」さんの
服の試作品の展示はどれも素敵だったり、
キーボードの横に置けば定期的にファイル保存のショートカットキー
「Ctrl」+「S」を押してくれる「論文まもるくん」に衝撃を受けたり、
エアベッドに寝転がって寝返りをうつことで操作する
布団型コントローラー「寝るコン」で遊ぶゲームが気になったり。

普段の自分の考えうる小さな世界の外のものがたくさんありました。