手作りボードゲームチーム たなごころブログ

手作りボードゲームチーム 「たなごころ」です。

ボードゲームフリーマーケット8 in 三宮に出展しました。

先日7月14日(土)に開催されたボードゲームフリーマケット8 in 三宮に出展しました。今回は私たちに制作の余裕がなく、ゲームの販売や試遊は見送りました。新作「サワリ」の発売を気にかけてくださっていた皆様、すみませんでした。

当日は、企画を出していた「赤ちゃん休憩所と授乳室」の運営をやらせてもらいました。今回はその振り返りを報告したいと思います。


【経緯】
昨年の2017年、乳児連れでボドゲフリマに出展しましたが、会場に授乳室がありとても助かりました。実際に利用してみて、授乳室だけでなく赤ちゃんを抱っこからおろして休ませてあげることができる場所があるとさらに助かるなと思いました。そこで4月のゲームマーケットボドゲフリマ主催のたなやんさんに相談をして企画を出し、赤ちゃん休憩所と授乳室をやらせてもらえることになりました。

当初、利用者から利用料を徴収する形で企画していましたが、運営と相談をさせてもらいこれまでのボドゲフリマ募金から部屋代を出していただけることになり、利用料は無料、ボドゲフリマ募金にご協力ください!という形での運用となりました。

【全体として】
7組20名(大人11名、子供9名)の利用者がありました。
企画段階で3〜6組、6〜15名程度の利用を想定していたので、思っていた以上に需要はあるようでした。(当日とても暑い日でしたので、過ごしやすい季節であれば子連れの人数はさらに増える可能性もありそうです。)

お部屋も快適な部屋で過ごしやすく、1歳児を連れていた私たちもとても助かりました。利用者が集中する時間はなく、会期全体を通じて利用受付がありました。確認できる範囲では事故やトラブルもなく、利用者の方も場所をきれいに使っていただけました。


以下、振り返りを記録します。
備忘のため細かい運用部分もありますので、興味のある方はどうぞ。

【よかったところ】
・場所がよかった

赤ちゃん休憩所のお部屋が
・物がなく広い
・空調がしっかりきいた
・靴を脱いで上がれる状態にできた

ので、とても快適に過ごせました。

利用者には歩き始めの1歳児も何名かいましたが休憩所内を楽しそうに歩き回っていました。赤ちゃん休憩所と授乳室が別室で場所が離れていたので、お父さんたちにも赤ちゃん休憩室を使ってもらいやすかったのではないかと思います。授乳室も靴を脱いで上がれる畳に洗面台もあるお部屋で、利用者が重なる事はなかったので、のんびり使ってもらえたのではないかと思います。

どちらの部屋もクイックルワイパー使用で一人で5分程度で拭き掃除を出来る広さだったのも使いやすかったです。
(掃除は利用前と利用後2回行いましたが、利用前より利用後の掃除の方が汚れが少なく、利用者の皆さんにもきれいに使って頂きました。)

・込み合うことはなかった
事前に同時に10組以上の利用があれば、入場制限をすることも視野に入れていましたが、同時利用は最大3組プラス別室の授乳室1組で、込み合うことなく利用していただけました。

・お父さんの利用も4名あった
ボドゲフリマは比較的男性率が高いので、お母さんと赤ちゃんだけが利用出来る授乳室だけでなく、お父さんも赤ちゃんのケアをできる場所があるといいなという思いもあり授乳室と赤ちゃん休憩所を分けました。結果4名の利用者がありました。実際にお父さんも一緒に利用してもらえると、防犯の面でも安心感があるという効果もありました。


【今後の検討点】
・受付開始時間
開場の混雑が落ち着いたタイミングを想定して、受付を開場30分後の13:30からにしていましたが、開場直後の13:00過ぎ頃に利用希望者がありました。時間帯的に13時が昼食時間帯ということもあり子供にごはんを食べさせたいという方がおられたようです。

また待機列に並んでいるときに使いたかったという方もいました。結果的に、予定よりも10分程度スタート時間を早め、会場のマイクを借りてアナウンスをさせてもらいました。今後は可能な範囲で子供のごはんの時間も考慮しても良いかと思います。

・注意書き
A5サイズの紙を手渡しましたが、子供を抱っこした状態で紙を渡されるには手がいっぱいという方もおられました。
手渡しにせず、各部屋の見えるところにに大きめに印刷をして貼っておけばよかったです。

・靴とベビーカー置き場
事前に写真で入口に靴を脱ぐ場所があると思っていたのですが、当日使用した入口は想定と異なる入口で、靴を脱ぐ場所がなく、扉をあけたらすぐに段があるという状況でした。ベビーカーで来るとまず扉の前で子供を降ろして先に中に入れ、ベビーカーをたたんで、自分の靴を脱ぎ、ベビーカーと靴を持って部屋の中に入るという作業が発生しました。たいていの場合ベビーカーだけではなく子供用の大きな荷物を持っておられ、中にはフリマで買ったゲームも持っている状態でそれを行わなければならなかったのはちょっと負担になったと思います。

次回の対策としては、入口入ってすぐのところに土足可能な場所としてシートを敷いておけば、ベビーカーのままひとまず中に入ってもらいうことができるかと思われます。またベビーカー置き場を扉から数十センチ離れた場所にしてしまったので、それも動線が悪かったなと思いました。ベビーカーと靴を置くためのブルーシートは2枚あってもよかったです。

・入口の扉
入口の扉が重たく、子供を抱っこしてベビーカーと荷物を持った状態での出入りが困難でした。アンケートでは、お子さんが扉で指を挟みかけたというご意見もあったそうです。注意書きをする、ドアストッパーを置く、など事前に対策を検討できるとより安全になりそうです。


【今後に向けて】
今回運営させてもらい、実際に私たち自身も利用をしてみて、やはり一番の気をつけるべきは「事故防止と防犯」だと感じました。幸い事故、犯罪とも、聞いている範囲ではなかったようです。

保護者の方が目を離さない、というのが基本になると思いますが可能であれば該当年齢の子供がいる人が下見をして、安全対策が出来るものはしておけると事故防止に繋がると思います。防犯についても、もしこの部屋で子供と二人の時に不審者が入ってきたらどうするかなど想定が出来ていると安心感も違います。(今回の部屋は、いざとなれば会場に助けを呼びにいけるという利点がありました)

また受付制ではなく開放にするというやり方もあると思いますが、そうすると利用者以外の人も簡単に入れるようになってしまいトラブルの元になりそうなので、受付をした人にだけ場所を伝える方法は防犯・事故防止の意味で必要であると思いました。

ただそうなると受付に常時1名は必要な体制になるので、たなごころブースでゲームの販売・試遊と並行して行うには人員が3名は必要になりそうです。(ゲームの販売と赤ちゃん休憩所の受付で1名、試遊で1名、交代要員及び子供の対応で1名)

もしくは受付時間を一定時間に設定するかでしょうか。(子供の状況に応じて使いたいことを考えると時間限定はあまり現実的ではないかもしれません。)

今回必要に迫られての企画でしたが、個人的にやらせていただけて本当に助かりました。主催のたなやんさん、また様々な面で後押しをしてくださった皆様ありがとうございました。

今はまだ子供も快適に過ごせて、私たちもイベントに参加できる形を模索しています。また来年もしこのような場所が必要な方がいらっしゃれば、次はぜひ一緒にやりませんか?来年どのような形で参加できるかまだわかりませんが、今回の試みが次に赤ちゃんを連れてボドゲフリマに参加をしたい方の一歩につながればと思います。


◆備忘
【用意したもの】

  • 利用証 (10セットナンバリングあり)
  • 利用上の注意プリント(20枚)
  • スタッフ証
  • 受付看板
  • イーゼル
  • 入り口張り紙(2枚)
  • 利用者表
  • クリップボード
  • クイックルワイパー
  • クイックルワイパーウェットシート
  • ブルーシート
  • 養生テープ
  • マスキングテープ
  • 筆記用具



◆おまけ
今回は少しお買い物もできました。憧れのボドラボくじでは肉球が当たりました。高天原のぺけちゃんのグラデ風便箋もゲット。お隣ブースのクレーブラットさんはすごい物量で、後ろからどんどんゲームが出てくるので横で見ていて楽しくて、ついついいろいろ買っちゃいました。

ハイライトは、クレーブラットブースの終盤、値段交渉が激しくなってきた際、周りの人が関西特有のえげつない交渉を繰り広げる中、ボードゲーム系Podcast「いかとりにょりとおけいの、いかがわしいラジオ」のパーソナリティのいかさんが、800円のゲームを1000円で買っていかれるという男前っぷりをみせつけたところでした。