ワークショップ「ボードゲーム「住之江」を作って遊ぼう!!!」を開催しました。
去る3月22日(日)に大阪市の住之江区役所3階のきずなステーションにて
ゲームを作って遊ぶワークショップを行ないました。
6名の方(お子さん4名、保護者の方2名)に参加していただきました。
今回はワークショップで遊んだゲームと当日の様子を報告したいと思います。
●ゲームを作るにあたって
ゲームは住之江区をテーマにあらかじめ私たちで考えたものです。
今回は小豆島で作ったボードゲームを見かけて声をかけていただいたこともあり、
先方から住之江区の形のボードを使ったゲームという希望がありました。
今回は小豆島のようにしばらく滞在したり、
地元の方にゆっくり話を聞くような機会は持てませんでしたので、
住之江区について調べることから始めました。
住之江区役所で地図や区の紹介資料をもらったり、
大阪市の図書館で住之江区の歴史を調べたり、
住之江の歴史を学ぶ講座に参加したり、
実際に住之江区をぐるぐるまちあるきしてみたり。
歴史の面でもおもしろそうなテーマはいくつかあったのですが、
今回は未就学児も参加があるとのことでしたので、
区の花であるさざんかをテーマにすることにしました。
住之江区をさざんかでいっぱいにするゲームです。
そしてゲーム中に手に入るお助け効果のあるカードに、
少しだけ住之江区の名所を情報を盛り込む形となりました。
またボードは初の試みとして、FabLab KitakagayaのCNCルーターを使い、
大きな木の板を、住之江区の形に切り出しました。
ゲームの詳細についてはまた後ほど紹介します。
●ワークショップ当日
今回のワークショップは、前半のつくるパートと後半のあそぶパートに分けました。
◇前半:つくる
前半はゲームで使う道具をひとりひとりに作ってもらいました。
さざんかの花のペーパークラフトと自分の姿のイラストを書いたコマを作ってもらいました。
ゲームで使うコマに自分たちの絵を描いてもらいました。
どれも力作ばかりですね。
◇後半:あそぶ
後半は前半に作った道具を使って、みんなでひとつのゲームを遊びました。
〜「ボードゲーム住之江」とは〜
住之江区を8つのエリアに分け、エリアを周回しながら
さざんかの種をまき、花を咲かせていくゲームです。
ひとりずつ自分の色を決めて、それぞれのエリアで
自分の色の花を一番多く咲かせることを目指します。
ゲームを始める前に自分の花の色を決めます。
種チップを全部ひとつの袋に入れてよく混ぜ、全員5枚ずつ袋から取ります。
種チップの裏面にはそれぞれの色の花の絵が描かれています。
もらうときはその袋から見ないで取るので、もらえるのが自分の色の種とは限りません。
そして自分のコマを住之江区ボードの好きなエリアに置きます。
自分の番が来たら、今いるエリアから1〜3エリア移動し、
移動先で種をまくか、花を咲かせるかのどちらかの行動をします。
種をまく場合は、移動先のエリアに自分が持っている種のチップを、種の絵が描かれている方を上にしておきます。
花を咲かせる場合は、移動先のエリアに既に置かれている種チップから好きなものを選んでひっくり返します。
ひっくり返した種チップに描かれている色のペーパークラフトの花を、そのエリアに置いて咲かせます。
花を咲かせると、新しい種が1つもらえます。
住之江の町をぐるぐると回りながら、
種をまいたり、すでにまかれている種をめくって花を咲かせます。
それぞれのエリアで最初に花を咲かせた人には
使うと色々なお助け効果があるカードがもらえます。
このカードには各エリアの名所とその簡単な説明が書かれています。
今回はカードを手に入れた人にはその説明を音読してもらいました。
ゲームを遊びながら住之江についてもちょっとだけ知ることができます。
ゲームは全体で15個の花が咲いたら終了です。
各エリアで誰が1番多くの花を咲かせたかを数えて、
多くのエリアで1番を取った人が、勝ちとなります。
〜〜〜
どこに自分の種を仕込むか、そしていつ咲かせるか。
自分の手元にあるのは必ずしも自分の花の種ではないので、
手元にある他の人の種をどこにまくかも考えどころです。
小学校前のお友達は保護者の方と一緒に遊んでもらいましたが、
何エリア進むか、そして種をまくか咲かせるかの2つの判断なので、
なんとか自分で行動を選んでゲームに参加することができたようでした。
小学生になると一定の色の種を自分の手元に集めるなど、戦略を立てる子も出てきました。
ボードにはどんどん花が咲いていきました。
参加していただいたみなさま、ありがとうございました。
このゲームは6月27日、28日に大阪南港ATCに開催される
メイカーズバザール大阪 Vol.2に出展予定です。
よかったら遊びにきて下さいね。